スーパーファミコンファイナルファンタジーVIの紹介
『ファイナルファンタジーVI』(ファイナルファンタジーシックス、FINAL FANTASY VI、略称:FFVI、FF6)は、スクウェア(現スクウェア・エニックス)製作・発売の日本のRPG作品。ファイナルファンタジーシリーズの本編第6作目に当たる。
概要
SFC用にリリースされたファイナルファンタジーシリーズとしては最後のタイトル。24メガビットROMカセットを採用しており、当時としては大容量である。
本作はスーパーファミコン用ソフトの国内売上7位の記録を持つ[4]。
また、過去のシリーズでは戦闘手段のひとつでしかなかった「魔法」をストーリーの中心に持ち込んでいる。この手法は後のファイナルファンタジーシリーズにも引き継がれている[4]。
タイトルロゴには魔導アーマーに乗ったティナが描かれている。
本作で初登場する剣とモンスターの名前である「アルテマウェポン」は後のファイナルファンタジーシリーズの作品やキングダムハーツシリーズの作品など、ほとんどの作品で最強の魔物や武器という位置付けで登場する。
- 各機種への移植略歴
1999年3月11日にPlayStation用の移植版が発売。コンビニエンスストア販売用の『FFVI』単品のものと、通常の販売ルート向けの『ファイナルファンタジーIV』『ファイナルファンタジーV』『FFVI』をセットにした『ファイナルファンタジーコレクション』の2種類が存在する。
2006年11月30日にゲームボーイアドバンス(GBA)版『ファイナルファンタジーVI アドバンス』が発売。日本のゲームボーイアドバンス用ソフトおよび、日本でのゲームボーイシリーズとしては最後のリリースタイトルとなった。
このほか、2017年10月5日発売のニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンに予めインストールされている21作品の中のひとつとして収録されている。
2006年11月30日にゲームボーイアドバンス(GBA)版『ファイナルファンタジーVI アドバンス』が発売。日本のゲームボーイアドバンス用ソフトおよび、日本でのゲームボーイシリーズとしては最後のリリースタイトルとなった。
このほか、2017年10月5日発売のニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンに予めインストールされている21作品の中のひとつとして収録されている。
物理的な媒体(カセット・ディスクなど)に収録されていないダウンロード専売の移植作は下記の通り。
バーチャルコンソール - スーパーファミコン版が2011年3月15日にWii用に、2013年6月26日にWii U用に、2017年8月23日にNewニンテンドー3DS用に配信。またゲームボーイアドバンス版が2015年12月22日にWii U用に配信されている。
ストーリー
1,000年前に起きた、魔法の力を巡っての大戦争“魔大戦”。その後世界から魔法の力が消え、人々は機械文明を持って世界を復興させていった。しかし、帝国のガストラ皇帝が幻獣界に潜む幻獣達を発見し、幻獣とその血を引く赤子ティナを拾ったその時からガストラは魔法に代わる新たな力「魔導」を使った世界征服をもくろむようになった。
それから十数年、ナルシェの炭坑に氷漬けの幻獣がいるという情報が入る。ガストラは思考を封じられ帝国兵となったティナをその地へ向けて派遣する。
ナルシェに派遣されたティナ達帝国兵は、炭坑の奥で幻獣を発見するが、幻獣を前にした瞬間、強い光とともに意識を失ってしまう。目を覚ますと、ティナは記憶喪失になっていた。ナルシェの追っ手が迫る中、ティナはロックに助けられフィガロ城にて介抱される。フィガロ王のエドガーはティナに協力し、反帝国組織・リターナーへティナを紹介する。リターナーの本拠地を目指す一行はコルツ山でエドガーの双子の弟・マッシュと遭遇する。リターナーのリーダー・バナンはティナの協力を快く受け入れるが、そこに帝国軍が迫っているという情報が入る。ロックはサウスフィガロへ、ティナ、エドガー達はレテ川を下りナルシェへ向かう。
途中でティナ達とはぐれたマッシュは、アサシンのシャドウ、ドマ王国の剣士カイエン、野生児ガウを仲間にし獣ヶ原の近くを流れる海流“蛇の道”を使いナルシェに向かう。また、サウスフィガロにて帝国の将軍・セリスを仲間にしたロックもナルシェに到着する。ナルシェに集結したティナ達一行は幻獣を狙う帝国軍を追い返すことに成功するが、幻獣と向かい合ったティナは姿を変え、どこかへ飛び去ってしまう。
ティナを追う一行は、嘘つき達が巣くうスラム街ゾゾで眠り続けるティナを発見する。ティナを介抱していたラムウに幻獣と魔石の話を聞き、一行は帝国に潜入することを決意する。ロックやセリス達は飛空艇を使うため、所持者のセッツァーにオペラ劇場にて罠を仕掛け、飛空艇を帝国に向かわせる。帝国首都ベクタの魔導工場に潜入した一行は、その奥にある魔導研究所で捕らわれた幻獣達から魔石を託される。そこへケフカが現れ一行はピンチに立たされるが、セリスが自らの魔法でケフカ達と共に消え、ロック達を救った。
一行がゾゾに戻ると、ティナは魔石マディンと共鳴し自らの出生の秘密を知る事となる。帝国と戦う決意を新たにしたティナ達は、幻獣の力を借りるべく、幻獣界への扉“封魔壁”の前に訪れるが突然、封魔壁が開き、仲間の命を奪われ怒れる幻獣達が飛び出してくる。幻獣達の襲来で壊滅的打撃を受けた帝国は、突如リターナーに和解を申し出る。和解のため設けられた会食の席で、幻獣達の捜索を協力して行動することが提案される。
帝国の姿勢に不信感を抱いたエドガー達は帝国に残り、ティナとロックが捜索に向かうことになる。2人は目的地へ向かう船で、捜索に参加するセリス、シャドウと再会する。失われたはずの魔法を使う人達が暮らすサマサの村でストラゴスやリルムと親しくなったティナ達は、村の歴史を聞き出し、共に幻獣達が向かった西の山に到着する。幻獣達と遭遇した一行は、幻獣達を説得しサマサに戻り、別行動を取っていたレオとセリスに再会する。そこに突如、ケフカが兵士を連れて現れ、幻獣達を魔石に変えていく。レオはケフカの行動に怒り、単身戦いを挑むが、殺されてしまう。
その頃、ケフカとガストラは幻獣界に着き、魔大陸を浮上させてしまう。行く手を阻む帝国空軍を破り、魔大陸に降りた一行は単独行動を取っていたシャドウと合流し、その奥でガストラ達と対峙する。しかし、ケフカは三闘神の封印を解いてガストラを殺す。封印を解かれた三闘神の強大な魔力は魔大陸を引き裂き始め、ついには世界がその魔力により切り裂かれてしまう。
1年後、セリスは孤島で目を覚ます。セリスを介抱していたシドの世話をした後、セリスは仲間を探すため世界へ旅立つ。変わり果てた世界をさまよう中、ニケアでエドガーと瓜二つの姿をした盗賊団のボス“ジェフ”を見かける。本人はエドガーなど知らないと否定したが、エドガーとしか思えないと判断したセリスは密かに彼を追跡する。事故で地上に出られなくなっていたフィガロ城にたどり着くと、ジェフは正体を現してエドガーであると認めセリスの仲間になる。フィガロ城を救い、コーリンゲンの酒場でセッツァーを見つけたセリス達は、飛空艇を失くし自暴自棄になっていたセッツァーを説得し、近くにあるダリルの墓へ向かう。かつて飛空艇で速さを競い、事故で帰らぬ人となった友・ダリルの飛空艇“ファルコン”を使い、一行は仲間を探し集め、ケフカの棲む“瓦礫の塔”へ最後の決戦を挑む。
コメント
コメントを投稿